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むかし広告関係のプログラミングを広告代理店(TI、AK、MRSAd)に納入していた。
鎌倉の猫神本家の「隊長」(=親父)も長年T芝という会社のの広告部にいたので、広告業界の常識みたいなところを子供の頃から見てきた。
お客さんが商品を買うためには、まず、認知してもらわないといけない。
認知してもらうためには「露出」させないといけない。
(おかしなことばだが、まさに商品をお客さんの目に露出して、焼き付けてもらうのである!)
それで、お客さんが商品の存在に気がついて、買うかどうか決めるまでには、3回の露出が必要なのだそうだ。
それが古典的な「3ヒット理論」というもの。
もちろん、3回ヒットしたからといって、お客さんが買うとはかぎらない。むしろ、買わないことのほうが多い。でも、ある程度の買い物の場合、1回目で買う「衝動買い」は意外と少なく、たいていの人が3回目に判断する、というのは頷ける話ではある。
一時、書店の販売の人たちが、コンピュータで売上の画面と睨めっこばかりしていて、現場を歩かなかった、という話がある。
コンピュータの画面は双方向じゃないので、いくら眺めていても、売上は上昇しないが、「売れ筋」だけに力を集中するために情報収集していたのだそうだ。
ちなみに、最近のネットワーク理論では、たとえば、ダンカン・ワッツの
D. J. Watts.
A simple model of global cascades on random networks.
Proceedings of the National Academy of Sciences USA 99, 5766-5771 (2002)
という論文に見られる分析のように、「流行」は「小さな世界」ネットワークの特徴らしい。
流行の「仕掛け」がうまい人たちは、直観的に「狭い世間」の特質を知っていて、効率よく流行の「雪崩」をおこすのかもしれない。
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「よるぶつ」の売行が奇妙なパターンを見せたことを自分なりに分析してみた。
1 個人的に1200円だと衝動買いをするが1500円だと3ヒットしてから判断するような気がする
2 「夜の」という形容詞が卑猥な内容を連想させたので一般書売り場では敬遠され、科学書売り場に移ってから買ってもらえるようになった
3 「よるぶつ」のカバーが流行り出したので、それを見た人々が、(いつのまにか)3ヒットになって買ってくれた
本の紙質や黒ページなどはお金がかかるので、1500円というコストになるのだが、軽いエッセイなので適正価格が1200円くらいに感じられた、という線が濃厚だが、「よるぶつ」特製カバーの「広告」が効いたという説も棄て難い。
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遅れている原稿を書いているが、まだ少し時間がかかりそうじゃ・・・。
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