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F10購入!

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 7日(木)00時20分25秒
  本日はお日和もよく、桜見の季節到来ということもあり、フラフラと横浜駅まで散歩にでかけて、妻と食事をしたあと、足が自然とヨドバシカメラに向かってしまい、店に入ると、なぜか手がフジF10をいじくっており、気がつくと店員さんの「ありがとうございました」という声に送られておった。

ここ数日、ウチでカメラの話ばかりしているので、妻は、こうなることがわかっていたようだが、オレは、まったく超自然の力に突き動かされていたかのようであり、不思議としか言いようがない。

早速試し撮りをしてみた。

やはり、猫の撮影には最適だということがわかった。
このISO1600のナチュラルモードは、画期的だと思う。
これまで、散々悩まされてきた「室内における猫の生態」という研究課題が、このカメラによってクリアできるかもしれない。

久々にオススメのカメラである。

★★★★★

***

ふたつだけ文句を言っておくと、

1 カメラに入ったままの電池を充電するとき、アダプターから3カメラまで、3つの「ワイヤ部品」でつなぐのだが、いくらなんでも大袈裟だろう。この「3匹の蛇」が猫のおもちゃにならなければよいのだが!

2 添付されていたヴュワーで登録するとネットでデジカメ・プリントなどが注文できるらしいので、登録しようとしたら、全部書き込んで送信した時点で「昔買ったフジピックスの機種番号が抜けている」と表示がでて、書き込んだ情報がすべて消えて、最初からやり直しになった(汗)←お客さんを失うと思う

カメラそのものが五つ星なので、みすみす販売の足を引っ張るような欠点は、開発者に可哀想だと思う。
ま、マイナーな文句ではあるが。

***

ハッピーなニュースとともにアンハッピーなニュースもあった。

科学書の賞というのがあって、昨年書いた「超ひも理論とはなにか」が最終候補の5冊に残っていたらしい。
それが、最終的に賞を取らずに落選した、という電話をもらったのだ。

たしか、かなり前に別の賞で、最終の2冊に残って最後に落選した、ということもあったし、今回の賞も、数年前に最終の一歩手前まで残ったことがあったので、正直な心境は、
「ああ、またか」
というものだ。

別に仙人やってるわけじゃないし、人から褒めてもらうのが嫌いなわけじゃないが、昔からなぜか目上の人、年輩の偉い人から敬遠されるところがあるのだ、オレ様は。

大学院のときも権威ある奨学金が取れそうになって「内定した」といわれて喜んでいたら、ひとり猛烈に反対する評議員がいてボツになった、なんてこともあった。
そういえば、大学に戻ってこい、と言われて喜んで外国から舞い戻ったら、「タイミングがずれた。もう君の席はない」といわれてショックだったこともあるよな。

賞や人事というものは、本来、そういうもので、落選とか落第するたびにオレは、スヌーピーの漫画を思い出す。
ほら、
「Happiness is ...」
というやつ。

チャーリー・ブラウンは野球で負けたりルーシーに騙されたり、もう散々な人生を送っているけれど、スヌーピーは、日常のありふれた情景こそが「幸福」の源泉なのだと教えてくれる。

猫のアタマを撫でてやり、妻がつくってくれたご飯を噛んで、オレの本を喜んでくれる読者のためにいい文章を書き、講演や講義を聴きに来てくれる人々のために面白い話をする・・・そんな日常にこそ、真の幸福が隠れているんだよね。

(フジF10をいじって、ほくそ笑むのは、この場合、かなりの幸福度だ!)

***

明日、日経新聞の夕刊「目利きが選ぶ今週の3冊」に書評を掲載します。基本的に3週に1度登場。毎回、過去3ヶ月の新刊科学書を中心にとりあげる予定です。

書評も作家が書くとこうなる、というところをお見せしたいと意気込んでおります。
本好きの方は、是非、ご覧ください!
 

掲示板への反応

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 5日(火)18時10分27秒
  たしかにハイデガーの哲学は諸刃の剣でしたね。

ヒューマニズムを標榜するハイデガーの哲学と彼の戦争中の行動を現在の観点から理解するのは難しい。

わたしはアインシュタインも似ていると思うのです。
第一次大戦中も(シュワルツシルトを始め)科学者たちが続々と国に協力していったなかで、アインシュタインは頑なに平和主義の立場を貫きましたよね。
でも、そんな絶対平和主義者が原爆書簡に署名してしまった。

人は、時に、自分が考える「悪」と対峙するために、人生の選択を迫られることがあるようです。

「ヒューマニズム」ということばも、いざ、その時になってみないと・・・論じるだけじゃ無意味ということですか・・・。
 

実在

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 5日(火)14時26分45秒
  科学書の仕事をしているけれど、ウチは昔から宗教色が強かったので、神様というような概念にも違和感がない。

いつも言っていることだが、日本の科学者は世界でも例外中の例外であり、外国に行くと、科学者でも平気で神様を信じていることだって多い。

アインシュタインなどは、人格神は信じていないが、何か人類を超越した知的存在もしくは構造を「神」と呼んでいたようだ。

オレは公式にはカトリック信者だが、子供のころは、カトリック教会のミサに行った翌日、仏壇の前で手を合わせて「南無妙法蓮華経」とやっていた。
母の実家にいけば真言宗で、実際、小学校低学年のころ、亡くなった曽祖母の御骨を高野山に納めに行った憶えがある。そのとき始めて新幹線に乗った。

いろいろな宗教に接してきて、科学の仕事もやってきて、最終的には、ヒューマニズムが欠けているならば何であれダメなのだ、というような考えに落ち着くようになった。

アインシュタインの自伝や有名な発言などを読み返していて、ヒューマニズムの視点がとても強いことに驚かされた。

アインシュタインは、原子や分子の「実在」を証明し、エーテルの「非実在」を証明し、実在のゆらぐ量子論に反発したわけだが、そういった「実在するか否か」という問いかけの中心には、やはり人間という実在があったように思う。

今、そういった観点からアインシュタインの書いたものを読み返している。
 

正体不明のまま

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 5日(火)14時08分44秒
  清掃作業終了。

いずれにしろ玄関先に粘菌類が繁殖するとは。(ウチではK妻が料理係でオレが掃除係(汗))
 

科学者の目?

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 5日(火)12時48分34秒
  家の掃除をしていたら玄関先に奇妙な物体を発見。

なんだろう、コレ。

透明で少し褐色っぽくてゼリー状だ。

第一候補 玄関の神棚(?)の蝋燭がこぼれた

いや、ダメだな。蝋ならもっと固まるはずだし、色もちがう。

第二候補 雨水が何かと混ざったもの

傘置き場の下、げた箱と壁の間の5センチほどの隙間に「繁殖」しているわけだが、雨水はいいとして、「何か」って何だ?

よくわからないので、棒をもってきて、ツンツンとつついてみた。

その途端、オレの脳裏に禍々(まがまが)しい光景が蘇った。
これって、いつかテレビでやってた「殺人スライム」じゃないのか。
ある日、突然、空から降ってきたゼリー状の透明物質。
それからしばらくして、町中で病院に担ぎ込まれる人が続出したという。

オレは、サイレント・ミャウならぬ、サイレント・ギャーを発して、台所まで1メートルくらい駆け戻った。
少し落ち着いてから、おももむろの花粉マスクを装着すると、決死の
 

補足

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 5日(火)03時56分42秒
  あ、カメラ屋さんとはいっさい利害関係はないので、念のため。  

食指が動く

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 5日(火)03時55分40秒
  子供のころからのカメラ・キチである。

小学校でも中学校でも写真部に所属し、一眼レフでバンバン写真を撮っていた。
もちろん自宅の風呂場に暗幕を張ってフィルムの現像から焼き付けまでやっていた。
しまいにはカラーの焼き付けまで自宅でやるという暴挙にでたが、さすがに効率が悪く、カラーの焼き付けからはじきに退散。

いずれにせよ、筋金入りのカメラおたくなのだ、オレ様は。

***

カメラは高いので、あまり買えないが、常に新機種はチェックしていたりする。

ここ数年で食指が動いたのは、ペンタックスのMZ-S(フィルム!)、オリンパスのμミニなど数多いが、基本的に購入までゆかずに断念してきた。
だが、ここにきて、どうにも気になってしかたのないデジカメが出現。
毎日、カタログと睨めっこをしながら、脂汗を流している。←なぜだ

そのデジカメとは、フジのfinePix F10である。

http://www.finepix.com/

なぜ、カメラおたくのオレ様が、この特定のカメラに釘付けになるのか?
それは、カタログをダウンロードして、2ページ目の左下の写真を見ればわかる。

うーん、暗いところで動く小さな被写体・・・フラッシュでは必ず緑目になるんだよな・・・撮りたい!
 

やはり誰も知らない

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 5日(火)03時14分40秒
  東急BEの講座でも国際物理年のロゴマークを知っている人に手をあげてもらったが、やはり1名だけだった!

あまりの認知度の低さに少々驚いている。

だって、もう4月だぜ。
一年の四分の一が終わったというのに、世間の人は、ほとんど国際物理年のことを知らないのである。
いくら科学が不人気とはいえ、あまりに酷くないか?

つまり、内輪で学会やシンポジウムをやるばかりで、ふつうの人々は、まったく無関心な状態が続いているわけだ。

これじゃ深夜番組の視聴率より低いことになる。

概算だが、私の講座にお金を払って来てくれるようなお客さんのうち、国際物理年のロゴマークを1度でも見たことがある人は3%程度なのだ。

これが、特に物理学に興味がない人だったらどうなる? 考えるだけでも寒けがしてくる。

それはそうと、東急BEが入っている建物にある本屋さんは、生徒さんたちから「科学書のコーナーが狭いので驚いた」と妙な評判になっていた。
なんでも科学全部まとめてドア1枚分しかスペースがないのだそうだ。

うーん、やはり、科学技術立国というのは妄想にすぎなかったのか。

孤軍奮闘で、100人近くの人に国際物理年のロゴマークを周知徹底、ついでにその物理的な意味合いも解説したのじゃが。

みんな、もっとがんばって広告しようよ!
次の国際物理年は、おそらくハレー彗星の周期よりも先のことになるゾ。
 

法皇逝去

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 4日(月)14時51分30秒
  昨日は東急BEでアインシュタインの時空図の授業をした。
土日に分けて計4時間で「ローレンツ変換」と「4次元」の意味をグラフで理解してもらうよう工夫したつもり。

数式を使うということで、先週の朝カルの講座の半分くらいの参加者だったが、それでも一歩踏み込んで相対性理論を理解してもらえたように思う。

相対性理論では「観測」と「実際の見え方」がちがうので、光速に近づくとどのような光景が眼前に展開するのか、映画も見てもらった。

***

講義後、妻とグリペンさんとグリペンさんの伯父様と4人で昼食。(於セルリアン)
ここで始めてローマ法王逝去の報に接する。

法皇が生きているときは、「老いぼれ」だの「引退しろ」だの悪口が横行していたが、いざ亡くなってみると、イタリア人ではなかったこと、世界中を飛び回って広島や長崎を訪れて核問題と対峙したこと、パレスチナを訪問して宗教間の融和を図ったことなど、「いい仕事したね」というのが実感だ。

***

先日、テレビでラスベガスの原爆博物館のニュースをやっていたが、土産物にキノコ雲のキーホルダーを置いたり、爆風アトラクションをやったり、「原爆は軍事施設に落とされた」などと真っ赤な嘘を流布したり、あまりの酷さに(いくら無知蒙昧な団体が勝手にやっていると自分に言い聞かせても)強い憤りを感じた。
ああいうのは人類に対する犯罪だよね。

少なくともアメリカの人々は、原爆が人工密集地の真ん中に投下されたという「事実」を受け止める必要があると思う。
それは、第二次大戦中の日本軍の残虐な行為を日本人が「事実」として受け止める必要があるのと同じだ。

よく、詳しい数字が不明だから、事実かどうかわからない、というような議論があるけれど、そういう言い訳じみた嘘を耳にするたびに、オレは「バカヤロー」と心の中で呟く。

極右も極左も宗教原理主義者も、「ヒューマニズム」に反する連中は、みんな大嫌いだ。

***

アインシュタインの人生を話していて、いちばん辛いのは、原爆書簡のところだ。
ナチスの非人道的なふるまいと世界に対する脅威。
アインシュタインは何を考えて書簡に署名したのか。

「思想的な危険人物」とFBIにマークされながらラジオのニュースで広島への原爆投下を知ったアインシュタインは、その瞬間、何を思ったのか。

戦後、日本人からの「責任追及」をアインシュタインは、どう受け止めたのか。

***

私はキリスト者だ。

きわめて宗教色の薄い人間だと自分でも思うが、ローマ法王逝去の知らせを聞いて、いろいろなことを考えた――。
 

古典広告理論と最新ネットワーク理論と「よるぶつ」カバー

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 4月 1日(金)21時05分51秒
  むかし広告関係のプログラミングを広告代理店(TI、AK、MRSAd)に納入していた。

鎌倉の猫神本家の「隊長」(=親父)も長年T芝という会社のの広告部にいたので、広告業界の常識みたいなところを子供の頃から見てきた。

お客さんが商品を買うためには、まず、認知してもらわないといけない。
認知してもらうためには「露出」させないといけない。
(おかしなことばだが、まさに商品をお客さんの目に露出して、焼き付けてもらうのである!)

それで、お客さんが商品の存在に気がついて、買うかどうか決めるまでには、3回の露出が必要なのだそうだ。
それが古典的な「3ヒット理論」というもの。

もちろん、3回ヒットしたからといって、お客さんが買うとはかぎらない。むしろ、買わないことのほうが多い。でも、ある程度の買い物の場合、1回目で買う「衝動買い」は意外と少なく、たいていの人が3回目に判断する、というのは頷ける話ではある。

一時、書店の販売の人たちが、コンピュータで売上の画面と睨めっこばかりしていて、現場を歩かなかった、という話がある。
コンピュータの画面は双方向じゃないので、いくら眺めていても、売上は上昇しないが、「売れ筋」だけに力を集中するために情報収集していたのだそうだ。

ちなみに、最近のネットワーク理論では、たとえば、ダンカン・ワッツの

D. J. Watts.
A simple model of global cascades on random networks.
Proceedings of the National Academy of Sciences USA 99, 5766-5771 (2002)

という論文に見られる分析のように、「流行」は「小さな世界」ネットワークの特徴らしい。

流行の「仕掛け」がうまい人たちは、直観的に「狭い世間」の特質を知っていて、効率よく流行の「雪崩」をおこすのかもしれない。

***

「よるぶつ」の売行が奇妙なパターンを見せたことを自分なりに分析してみた。

1 個人的に1200円だと衝動買いをするが1500円だと3ヒットしてから判断するような気がする
2 「夜の」という形容詞が卑猥な内容を連想させたので一般書売り場では敬遠され、科学書売り場に移ってから買ってもらえるようになった
3 「よるぶつ」のカバーが流行り出したので、それを見た人々が、(いつのまにか)3ヒットになって買ってくれた

本の紙質や黒ページなどはお金がかかるので、1500円というコストになるのだが、軽いエッセイなので適正価格が1200円くらいに感じられた、という線が濃厚だが、「よるぶつ」特製カバーの「広告」が効いたという説も棄て難い。

***

遅れている原稿を書いているが、まだ少し時間がかかりそうじゃ・・・。
 

重版御礼!

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月31日(木)12時59分23秒
  おかげさまで「夜の物理学」が重版となりました。

読者のみなさまに深謝。

***

実は、この本は出だしの売れ行きが鈍くて、どうなることかと心配していたのですが、なぜか2週間目から動き始めて、編集者ともども驚いているところです。
ふつう、最初の売れ行きが一番よくて、あとは落ちてゆくものなのです。

エッセイ風の物理書でショートショートもついていて、変わり種ですが、どうか、かわいがってやってください。
 

業務連絡

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月29日(火)17時34分59秒
  後援会サイト、更新しました。

1 公文のお気楽レシピ
2 科学コラム第23回
3 超心理学会講演(ベータ1)

会員の方はご覧ください。
 

遅れを取り戻さないと

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月28日(月)20時21分55秒
  今年はアレルギーも酷かったし、ここのところ新聞やテレビの仕事もあったので、本業の科学書執筆が遅れてしまって、ただいま、遅れを取り戻そうと悪戦苦闘中。

毎日がんばっているのだけれど、まだまだ予定より一ヶ月以上も遅れている状態。
あな哀し。

***

来週から日本経済新聞の木曜日の書評をやらせてもらうことになった。
日頃、
「本当に面白い本が紹介されていない」
「書評者の文章が面白くない(下手)」
 などと文句を言っているので、リキを入れて、紹介する本よりも書評のほうが面白い、といわれるようなものを書くようガンバル。

面白いと実感できた本しか紹介しないからな、オレは。
あと、数学書や物理書が片隅に追いやられてきたことは事実だと思うので、積極的に数物系の本も紹介していくつもり。
オレがやらずに誰がやる。

***

NHK大阪の関西クローズアップのVTRが送られてきた。
金曜だけクローズアップ現代は地域色の強いものになるということも初めて知ったが、番組作りの熱心さは、本作りと通ずるところがあって勉強になった。

金曜の7時半という時間帯にもかかわらず視聴率も10%ということで安心した。

でも自分のVTRは羞ずかしいので見ない(笑)

***

「よるぶつ」も売上が心配だったが、どうやら、杞憂だったようでホッと一安心。
続編も乞う御期待。

***

とりあえず、〆切をはずして遅れている原稿を書き進めるっきゃない!
 

謎のロゴマーク2

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月27日(日)01時31分9秒
  朝カルの特別講座「アインシュタインが世界を変えた」は、おかげさまで大盛況でした。いつもは黒板を使うのですが、今回はパワーポイントでストーリーを構成していったので、内容も(それなりに)わかりやすかったのではないかと自負しております。

御参加くださった皆様、3時間もの長丁場でしたが、どうもありがとうございました。

一つショッキングな事実が判明。
45名の生徒さんに
「国際物理年のロゴマークを見たことがある人は手をあげてください」
と質問したところ、なんと、手があがったのはお一人だったのです。

うーん、アインシュタインに興味がある人の集まりなのに(1/45)ということは・・・日本人全体の認知度を推理するのが恐ろしい・・・。

ま、これで、少なくとも新たに44名の方々が光円錐のロゴマークを目にされて、その意味を理解されたわけで、地道に「宣伝」していくしかないようですな、こりゃ。
(ふ、私は国際物理年の宣伝部長でもなんでもないんですけどねぇ)
 

謎のロゴマーク

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月24日(木)00時30分52秒
  国連は国際物理年を宣言したが、ニュースを見ているかぎり、愛地球博ばかりで、世人はアインシュタインになど興味がないようだ。
アンデルセンもダメだね。

ところで、国際物理年のロゴマークだが、あれは誰が見ても「砂時計」だよな。
あのマークの意味を理解するには地図から時空図へと発想を飛躍させねばならないが、そもそも、列車の運行表の読み方さえクラスのうち2,3人しか理解していないのだから、物理ファン以外の人には、かなり厳しいよね。

しょうがないから、アインシュタイン本では、ロゴマークの謎も解説しよう!

K妻曰く、
「誰でもわかるようにE=mc^2のロゴにすればよかったのに」

同感。ひねりすぎだったか?
 

アインシュタイン特集

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月22日(火)18時49分15秒
  日経サイエンス別冊「物理を創ったアインシュタインと天才たち」が届いた。

以前、私が翻訳したハイゼンベルクの伝記が収録されている。
個人的に面白かったのは、アインシュタインが発明した冷蔵庫のところやランダウのあたり。
杉元賢治さんや金子務さんといったアインシュタイン研究家の寄稿や翻訳も載っている。

今週の授業でも年表などを使わせてもらおう。
 

地震

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月22日(火)00時27分14秒
  福岡では怪我人も大勢でて大変みたいですね。

私は母の実家がもともと博多なので馴染の深い地域です。

まだ余震も続いているようですが、一刻も早く、安心して元の生活に戻れるようお祈り申し上げます。
 

出張から戻った

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月19日(土)18時04分32秒
  今週は打ち合わせが集中した週だった。
月曜は秀和システムのTさんと図版などの相談。火曜は「高一My Vision」という進研ゼミの雑誌の取材。水曜はD社のTさんと企画案の相談。

木曜には大阪入り。
金曜はNHK大阪の「関西クローズアップ」という番組に出演。
「笑いと遺伝子」の関係について、なるべく客観的な立場から論評させてもらった。
「科学ジャーナリスト」という肩書きでの仕事だ。

印象的だったのは、キャスターの人が、いつもと同じ仕事のはずなのに、リハーサル前から適度の緊張感を保ちつつ、声や咽の調子を整えていたことと、ゲストである素人の僕をリラックスさせようと努力してくれていたこと。
毎日、同じような仕事なのだから、少しは惰性を感じさせてもいいはずだが、それはなかった。

あとは、チーフプロデューサーからデスク、そして担当ディレクターの分担がしっかりしていて、無駄なく規律正しく、きびきびと動いていた点も感心させられた。
直前まで台本のことばの吟味などもあり、リハーサル後の微修正もあり、かなり勉強になった。

用意されていたVTRの取材の質の高さにも驚かされた。
研究論文などもきちんとリサーチされていて、また、適度な「笑い」が含まれていて、大阪独自の番組作りだなぁ、という気がした。

前々から言っていることだが、大阪は、たまに出張で行くと、妙にホッとさせられる。
幼少時に住んでいたNYを彷彿とさせる雰囲気があるんだよ。
商業都市という共通点があるのかもしれない。

***

本番の収録は一回で済んだのでよかった。
ただ、最後、自分が映っているのかキャスターだけが映っているのかがわからなかったので、お辞儀のダイミングがずれてしまい、ペコっと変な方向にお辞儀をしてしまい、それだけがまずかった気がした。

ま、ご愛嬌ということで・・・。

***

本日は、遅れている原稿の執筆のため、ふたたび「缶詰め」生活に突入。
珍しく、目の下にくまができちゃったよ。
 

コト的だねぇ

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月17日(木)15時17分50秒
  ホリエモン対フジテレビの攻防を見ているが、時価総額2000億円のライブドアが時価総額6400億円のフジテレビを買おうというのだから驚きだ・・・ニッポン放送ならライブドアと同じ規模だけど・・・というのは真っ赤なウソ。

もちろん、経済システムというのは現代物理学や数学と同じ「仮想現実」の世界で完璧にコト的なんだから、モノ的思考の人々が慌てているだけだよね。

で、ホリエモンのやり方は、ある意味痛快でもあるし、大胆不敵でもあるし、第一ラウンドを制したし、もともと経済戦争なんだから、「客観的に」応援したい気がする。

でも、もともと「客観的」なんで古い哲学にすぎないし、心の片隅に、何か割り切れないものがある。

うーん、やはり、カネが独り歩きしてしまって、肝心の商品への「愛情」が感じられない点に引っ掛かるんだろう。
ニッポン放送の社員の声明にもあったけど、オレの場合、本を愛さず「単なる消耗品=モノ」としてあつかった新古書店の社長の件が頭から離れないんだ。
あいつ、たしかに会社はうまくいって、カネ儲けという観点からは「成功」したけれど、その陰で、「本」が被ったダメージは計り知れない。

オレは、エコノミック・アニマルじゃないから、カネは、(余った分だけでもいいから)みんなの幸福のために使って欲しい気がするんだよ。

まあ、こんな考え、単なる「甘ちゃん」なんだけどね。
でも、心の問題ってやつは大切だからな。

てゆーわけで、亀ちゃんもガンバレ。英語の諺にもあるじゃねえか。

It ain't over till it's overってさ。
 

仕事と趣味

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月16日(水)11時33分9秒
  作家稼業というと、趣味と実益を兼ねた職業と思われていることが多いが・・・事実である(汗)

忙しい、忙しいと文句を垂れて、やれアレルギーだの、やれ風邪だのと言い訳ばかりしているが、実は、仕事を口実に読書ばかりしていたりする。

今年は国際物理年で、その関係の仕事も多いのだが、私は「書く」のが仕事なので、別に会議に飛び回っているわけではなく、ひたすら資料を読み込んで新聞や雑誌や単行本に書いている。

ここで「資料の読み込み」というところがくせ者で、もちろん、会社の会議用の資料とちがって、基本的には(オレにとっては)エンタテイメントなわけ。
だから、ズラリと並んだ売上実績の数字にアタマを抱えたり、というのとはだいぶちがう。

今度、日本経済新聞の木曜夕刊のエンジョイ読書の書評をやらせてもらうことなったので、内心、
「やった! これで仕事にかこつけて、読書三昧じゃ!」
とばかり、近所の大型書店に足を運んで物色してまわった。

ムフフ、書評では数学書や物理書が冷遇されているので、これから、オレがどんどん紹介してやるからな。

うーん、それにしても、三週間ごとに三冊を紹介するだけなのに、すでに十冊も買い込んでいるのだが・・・読んでばかりで書くほうがお留守にならなければよいが・・・。
 

映画が好き

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月15日(火)16時23分10秒
  ナショナル・トレジャーを先行上映で見た。
劇場はそれなりに混んでいた。
ひとつ笑ったのは宣伝に新庄選手が登場していたこと。抽選で新庄Tシャツが当たるということだったが、理解不能。でも、いいんじゃないか。面白いから。

2時間20分の映画とは思えないほど、アッという間に終わった。
最初のシーンには少し無理がある気がしたが、宝探しのなぞ解きの展開は、ワクワク感とドキドキ感とユーモアが効いていて、まさにB級映画の鑑(かがみ)だ。
凄いゾ!

ニコラス・ケイジとダイアン・クルーガーとジャスティン・バーサの三人組の掛け合いも違和感なく、冒頭にだけ登場するクリストファー・プラマー(サウンド・オブ・ミュージック、ピンクパンサー2)も懐かしく、父親役のジョン・ボイト(真夜中のカウボーイ)もはまり役だ。
「ロード・オブ・ザ・リング」でボロミアを演じたシェイクスピア俳優のショーン・ビーンもうまかった。

唯一の難点は最後の宝の出し方で、ここがもうちょっと感動的でひねりがあったら、おそらく満点。

てなわけで、久しぶりに、何も考えずに存分に愉しめるオススメB級映画ということで、

☆☆☆☆

です。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスタッフだそうなので、ツボを押さえているが、パイレーツの最後はドンデン返しのトリックが鮮やかに決まったので、そこだけが差か。

いずれにせよ、お宝、泥棒、ミステリーの要素満載で、しつこいようだが、B級映画ファン待望の一作だ。

(一緒に見に行ったK妻も愉しんだようです)
 

ようするに

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月 9日(水)04時45分38秒
  ホリエモン対フジテレビの第1ラウンドを見ていて気がついたけれど、ブンガク対文学の関係って、ようするに世代間の緊張関係みたいな要素があるよな。

で、ブンガクは、ベンチャー企業と同じなのかもしれない。

と、思いついたので、明後日〆切のエッセイのネタにする。(時間差でサイトに掲載するかも)
 

オレは文学好きなんだよ

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月 8日(火)10時19分21秒
  昨日、NHKのクローズアップ現代で若者のブンガクがとりあげられていたが、テレビで若手のお笑いがブームになっているように、ブンガクでも若手が活躍しているのだと思った。
文学どころか、そもそも本を読まない人が文学をできるとは思わないが、NHKが「ブンガク」とカタカナにしていたのを見て、いきなり腑に落ちた気がした。

そうなんだ。
たくさんの文学作品を読んで、読解力と鑑賞力を養って、それから延々と書くための修業を積んで、人生を賭けて、世界と勝負するのが文学だと私は思う。
夏目漱石も小林秀雄も泉鏡花もなんにも読んでいない若者が書くものは、いわば、デッサンの修業をしないで「カイガ」を描いているのと同じだから、文学といわれれば腹が立つが、まったく異質の文化としての「ブンガク」なのだといわれれば、そういうのがあってもいいじゃないかな、と安心できる。

***

それでは、科学とカガクはどうなんだろう?
あるいは物理とブツリは?

実際、高度な数学の技法や量子場の理論とか重力理論の修業をせずに、どんどん論文を書いている人は多い。
そういったブツリ論文は、ブンガク作品と同様、インターネットで山のように公開されている。

だが、ブンガクがどんどん単行本として出版されて、本屋さんの棚に並ぶのと比べて、ブツリのほうは、一向に日の目を見ない。
ブンガクは、重厚な職人芸である文学を無視することで、逆に文化的かつ経済的な存在価値を見出したようだが、哀しいかな、物理を無視したブツリは、単に「アナタはまちがっています」で終わりなのだ。

かくして、世の中にブンガクは際限なく拡がるけれども、ブツリは封じ込められたままということになる。

***

今、オレが感じている素朴な疑問は、ちょうど、目の前の紙にランダムにペンキをぶちまけて「これがゲンダイビジュツです」といわれたときの気分に似ている。
そう開き直られてしまえば、それまでだが、こういうものは、「時」という名の審判を待つしかないように思う。

数年後、熱病に取り憑かれたようなブームが去って、それでもブンガクが日本の文化に残り続けて、読者の支持を得ているようなら、それは本物だったということだ。
個人的には、今のブンガクの数%だけが、立派に生き残って文学の骨となり肉となってゆくような気がする。

で、ぶっちゃけ話、最近、大人の文学が少ないんだよな。
ブンガクを読んでも最初の数行で放り出してしまう。
こればかりは、無理なんだから仕方ないさ。

ようするに、大昔からたくさんの本を読んできている「常連」(=読書人)向けのメニューが極端に少なくなってしまっているんだよ。

しかたないので、岩波の泉鏡花集成を全巻買い込んで、パイプを吹かしながら、夢幻の感性の世界を読み耽っている。(パイプは嘘だが)

また、K妻のために買ってやった「指輪物語」の朗読だが、ここにきて、K妻よりも僕のほうが、のめり込み気味。
毎日、ディスク一枚のペースで本を見ながら聴いている。
凄いゾ、トールキン、言葉の奥に豊饒なイメージの世界が漂っている。

結局、オレの場合、鏡花やトールキンを読むのは、そこに「物語」と「神話」が存在するからなのだ。

というわけで、老骨には、やはり重厚な文学のほうが向いている。
で、日本の文学者へのリクエスト。

「ブンガクの嵐に負けずに、どんどん重厚な作品を書いてくれ。でないと、常連のオレたちは、そのうち、本当に古典しか読むものがなくなっちまうぜ」

***

結論:ブンガクの数%は生き残るだろうが、オレはブンガクの読者ではないので、やはり、物語と神話を感じさせる重厚な文学にがんばってもらいたい。
 

お岩さん状態脱却

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月 8日(火)10時06分34秒
  ようやくアレルギーが収束しつつある。
今回は、お岩さん状態が一週間くらい続いて、かなり苦しかった。

赤髭医院でもらった薬のうち、止血作用のある薬は怖かったので、指定された分量の半分しか飲まなかったが、気のせいか、薬を半分に減らしてから急激に快報に向かったような。

ま、薬を半分にしたから治ったというのは、逆かもしれない。
治りつつあるから薬を半分にしたんだよな、きっと。
 

日の丸ロケット

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月 3日(木)23時46分12秒
  あ、日の丸ロケットは、もちろん応援しておりますゾ。
今回のH-IIAの7号機は、崖っぷちだったし、無事に打ち上げに成功して衛星が分離できて万万歳でした。

ガンバレ、日の丸ロケット隊!
 

南氏よりのメール

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月 3日(木)23時01分51秒
  「夜の物理学」でフィールド推進法をご紹介したが、その提唱者の南さんからメールが来たので、ご本人の許可を得て、ここに掲載します。

***

 誤解を解くため、補足させて下さい。決してクレームではございませんので、お許し下さい。

1.スケボーによる推進の説明は直感的にはなるほどそうかなと思いましたが、推進メカニズムとは違います。
  地球規模の質量体やブラックホールを前方に作って進むという所謂重力場推進ではありません。1トンの質量体が宇宙船の前方にあっても、引力としての推力は無視できるほど小さく、その割りにE=Mc^2に相当するエネルギーをどうするのかと云う問題があり、推進システムとしては成立しません。

2.このフィールド推進は理論物理の理学と推進技術の工学との境界領域の分野で、残念ながら日本には両刀使いの人が少ないのが現状です。欧米には特に今回のSTAIF会議でも4人ほど知り合いましたが、両刀使いが多いです。著名な物理学者Hal Puthoffの部下Ericも?そうです。

3.今後もし機会があれば、宇宙推進システムの欧米の最新動向を竹内様の著書の1章にでも紹介させて戴ければ有り難いです。

***

 人類がお隣の星に行くには、現在の航法では全くダメで、たしか10万年以上もかかってしまう計算になる。たとえていうならば、湖の上の小舟から後ろに物を投げて推進しているような原始的状態だからだ。
 できれば、次の段階として、小舟にモーターをつけるとか、ホバークラフトにするとか、いっそのこと湖面から浮いて飛行機へと進化させたいわけ。
 実際にNASAは、あらゆる可能性を模索していて、国際会議も頻繁に開催されているようだ。
 ライト兄弟の飛行機も、目の前で飛行デモとしているのに、多くの人が懐疑的で信じなかったが、今ではN Yまで5万円で行かれる時代になった。
 ナイトサイエンスの精神からすると、いずれ、画期的な航法が開発されても不思議ではない。
 そのうち、南氏やその他の人々のアイディアをご紹介する機会があるかもしれません。
 

重版御礼!

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月 3日(木)03時22分33秒
  『「ネイチャー」を英語で読みこなす』(講談社ブルーバックス)が重版と相成りました。
読者のみなさまに深謝。

ここのところ息切れ気味で、ミスが増えていたようなので、気合いを入れ直して、がんばる所存です。(アレルギーにてしばし休憩中)

今年も、いい本造りに励むつもりですので、ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

***

初科学エッセイ『夜の物理学』もボチボチ書店に並び始めたようです。
応援よろしく!
 

そんな大きな声で

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 3月 2日(水)21時16分53秒
  わぁー! ここのところ、オレ様の清楚で品行方正なイメージが台無しになる事件連発だ!

アレルギーが治らないので近くの赤髭医院へ。
今オレが棲んでいる界隈は、裏横浜と呼ばれていて、知る人ぞ知る、ヨコハマの裏スポットだったりするのだが、近くには町工場の残骸や荷物の配送センターなどがあって、下町の雰囲気を残している。
で、赤髭医院は、崩れそうなビルの一階にあって、朝から晩まで、あらゆる人が診察を受けにやってくる。
杖をついて薬をもらいにくるおじいさん。骨折でもしたのか、リハビリにくるおばあさん。風邪で顔を真っ赤にしたおばさん。そして、アレルギーに苦しむオレ。

「やあ、どうしたね」
「先日、インフルエンザの予防接種をしてもらいましたが、あの日の夜から発疹が出てしまいまして・・・アレルギーだと思うんですけど」
「どれどれ・・・顔と両手の甲か・・・最近は、予防接種で発疹というのはほとんどないんだよ。ほかにどこか腫れてる?」
「はぁ、この辺が」
「どこ?」(カルテに書き込みながら)
「こ、ココです」
「ああ、ソコ・・・ハイ! 立ってズボン下げてー!」(待合室にまで響く大声で)
「・・・」

いやね、赤髭先生、いつも声がでかくて元気がいいので、患者さんの症状は、すべて待合室に筒抜けなわけ。
というより、狭い診療所なので、待合室から赤髭先生のところまでは、1メートル半くらいしか距離がないんだよ。

その後、赤髭先生は、平然と触診し、
「うん、大丈夫だ。ハイ、セルスタミン三日分だしとくからね。治らなかったら、また来てみて」
と言って、自ら薬を袋に入れて、点数計算をやって、
「ハイ、○○円!」
と叫んだのだった。

え? どんな顔で待合室に戻ったのかって?

決まってるじゃねえか、猫と同じで、こういうときは、何事もなかったかのように、サングラスを目深(?)にかけて、金を払ったら逃げるように帰るのさ。

***

この日記は下ネタなし品位を保っておりましたが、あろうことか、K妻が悪妻日記でバラしてしまいましたので、カミングアウトすることにいたしました(汗)

うう、徐々に日記が変貌してゆくのが怖い・・・。
 

お岩さん状態続く

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 2月28日(月)12時43分45秒
  サングラスをかけて銀行へ。
なにしろ、試合直後のボクサーみたいに瞼が腫れてしまってね。

支払いが終わってから近くの赤髭医院へ。
最近のワクチンは、滅多に発疹が出たりしないらしく、アレルギーが重なったのではないか、と言われた。
飲み薬とスプレーをもらってきた。
これで治まってくれれば万万歳。
 

四谷怪談

 投稿者:KAORU  投稿日:2005年 2月27日(日)18時05分7秒
  「おお、K妻、これを見よ。ば、婆様の呪いじゃ!」
「殿、お気を確かに」
「く、苦しい」(その場に倒れ込む)
「おかわいそう」
「の、呪いじゃ」
「まるで全身が漆(うるし)でかぶれたかのよう・・・ふふふ」
「漆? K妻よ、まさか、そなたが?」
「ふふふ」
「なぜ、このようなことをする!」
「殿は四谷怪談のお岩さん」
「一まーい、二まーい・・・」

うまくストーリーが出来上がらないのでやめにするが、顔面と手の甲を中心に「お岩さん」状態になっちゃった。
かぶれて赤く腫れている。
金曜までは、さほど酷くなかったが、昨日あたりから顔面がヒリヒリするようになり、瞼(まぶた)も重く、
(もしや、四谷怪談になっているのではないか?)
という疑念が生じてきた。

K妻は、火曜にインフルエンザの予防接種を受けたとき、天気がよかったので、陽が当たったところだけ、かぶれたのではないか、という。
ひとつ気になったのは、お医者さんが、オレの身体が大きいので「大盛りにしておくよ」とサービス(?)してくれたことだ。

つまり、こういうことか?
大盛り分の予防接種が、太陽により損傷を受けた手の甲と顔面から「染み出て」きた・・・。
うーむ、なんと非科学的かつ直観的な説明(笑)

明日、お医者さんに行く。
 

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